働く親を苦しめるもの…それは保育園の洗礼、子どもの発熱や感染症です。
筆者は子どもを0歳から預けていますが、胃腸炎やヒトメタニューもウイルスで初年度に8回病児保育を利用しました…!
- 病児保育に預けるのはかわいそう…
- 病児保育は罪悪感を感じる…
- 病気の子どもとは一緒にいるべきではないのか…
このようにマイナスなイメージをもたれることも多いかと思いますが、実際に利用してみてとても有難い施設だなと感じました。
親が遠方に住んでおり支援が期待できない状態で育児と仕事の両立をしたい場合、病児保育を積極的に活用すべきだと思いました。
実際に利用するまでの準備、利用した感想をまとめましたので
という方に、ぜひ読んでいただけたらと思います。
自治体によって利用する方法は違いますが、だいたいは同じかなと思いますので参考にしていただければ幸いです!
まずは利用登録
まずは、利用登録をしないと利用ができません。
登録申込書に、子どもの予防接種の記録やこれまでかかった病気などについてを記入します。(申込書は自治体のホームページからダウンロードできました)
記入後、登録希望の施設に電話をし、これから登録に行って問題ないかの確認をし、施設に向かいました。
申込書の確認や施設の利用方法などの説明をうけ30分以内で登録は完了。
病院で診療情報提供書を書いてもらう
病名が確定しないと病児保育の予約ができません。
病気によって隔離する部屋が決まっているので、病名が分からないと空いていますと言えないそうです。
そのため、予約をする前に必ず受診します。
病院に行って、診察のうえ、診療情報提供書を書いてもらいます。(提供書は無料でした)
書いてもらうときに、利用する病児保育施設を伝えないといけませんが、この時点では予約をしていない状況なので利用したい病児保育ということで問題なかったです。(利用したい病児保育が満室で違う施設になったとしても書き直していただく必要はなし)
病児保育の予約
なんと登録をした日に子どもの胃腸炎が確定し、登園自粛に…。利用登録当日からでも病児保育の予約が可能だったので、翌日の利用ということで電話で予約をしました!
WEBで予約を受け付けてくれる施設もあります。
予約が取れない場合は、別の施設に電話をして予約をしました。
持ち物について
2つの施設で利用登録をしましたが、どちらも持ち物は共通で以下の通りでした。
まだミルク&オムツ替えが必要な赤ちゃんの場合です。
- 着替え2組(下痢の症状がある場合はもう少し多めに)
- おしりふき
- 布団に敷くバスタオル2枚
- 汚れものを入れるビニール2枚
- 哺乳瓶
- ミルク
- 紙オムツ10枚
- 食事用エプロン(食事をする場合)
- 昼食(離乳食やお弁当など)
保育園の持ち物と似ているので、準備はそれほど大変ではなかったです。
昼食は和光堂のお弁当やパウチのものを持参しました。お皿やスプーンは施設に用意があるので、それを利用しました。(持参したものの利用も可)
ミルクはキューブや粉をもっていけば、調乳してくれるので安心です!
利用当日(送り)
朝8:30~18:00の間で利用申請をし、施設に向かいます。
当日は持ち物や症状の確認などで30分くらい時間がかかりました…
2日目以降は、簡単な確認のみで2~3分ほどお話して施設を後にできました。
利用当日(お迎え)
お迎えに行くと、保育士さん、または看護師さんが今日の様子を話してくれました。
こう過ごしていました、お昼はこれくらい食べました、症状はこんな感じでしたなど。
それから利用料を支払い終了です。
翌日も利用する場合、施設によっては荷物は置きっぱなしでいいよと言ってくれました。
病児保育のよかった点
薬をあげてくれる!
保育園では薬の与薬はしてくれないのが一般的かと思いますが、病児保育は与薬の対応をしてくれます。
下痢がひどく、おしりがかぶれてしまった時は、おしりに軟膏まで塗ってくれて感激しました…!
おもちゃやテレビなど充実している!
子どもが退屈しないようにいろんなおもちゃが用意されていました。
筆者がお迎えに行ったときは、いないいないばあのビデオを流してくれていて有難かったです。
電話がかかってこない&プロの目がある安心感
病児保育は、熱が37.5℃以上になっても預かってくれます。
筆者の息子は預けたときに38℃を超える熱が出ましたが、そのまま預かってくれました。
また、病児保育には保育士さん、看護師さんが常駐しており、定期的にお医者さんが回診に来てくれるので、家で見るよりもなにかあったときに対応いただけるという安心感がありました。
利用料が安い
1日8時間預けて2000~3000円程度の利用料の自治体が多くベビーシッターに比べて利用しやすい価格となっています。
筆者の自治体は、1日利用が3000円、4時間以内の利用が1500円でした。
仕事に穴をあけずに済む
育休から復帰して、仕事に後れを取っているのに子どもの病気で登園できず、会社を休むことになると取り残されてしまうようなつらい思いをしてしまうこともあると思います。
そんな時、病児保育は会社に穴をあけることを最小限にすることができる有難い施設です。
うまく活用すれば、両親の支援が期待できなくても育児と仕事の両立が実現可能です。
病児保育のう~んな点
受診してからでないと予約できない
まずは病児保育の空き状況だけでも確かめたい…ということもあると思いますが、病院を受診して病名が確定した後でないと予約ができないので、なかなか動き出しにくく、明日会社に行けるか行けないかがすぐに分からないという点がデメリットかなと思います。
予約がとりづらい
筆者のが利用登録している病児保育の定員は6人です。
近くに利用できる病児保育が複数ある場合、登録できるだけ登録しておいたほうがいいです!
筆者は2施設登録していますが、そのお陰で1つがダメだったときはもう1つで空きがあるというラッキーな状態が続き助かっています…
岸田首相が「異次元の少子化対策」で「病児保育の整備」をあげていたので、今後施設の増加に期待したいですね…!
病児保育利用した感想まとめ
病児保育を利用してみてよかった点は以下の通りです。
- 薬をあげてくれる
- おもちゃやテレビなど充実している!
- 電話がかかってこない&プロの目がある安心感
- 利用料が安い
- 仕事に穴をあけずに済む
そしてデメリットは
- 受診してからでないと予約できない
- 予約が取りづらい
という点です。
利用してみて、デメリットよりメリットが上回っていると感じます。
最初は慣れない人・場所に預けられて泣いてしまうお子さんも多いと思いますが、慣れてくると「今日は病児保育なの?」と嬉しそうに聞いてくるお子さんもいるようです。
子どもがかわいそう…など罪悪感を感じずどんどん施設を頼り、育児と仕事の両立を実現させましょう!
コチラの記事が参考になりましたら幸いです。