人工授精(AIH)

【会社に遅れず可能?】人工授精の流れ、費用、所要時間について

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筆者が通っている不妊治療専門のクリニックでは、検査で特に問題がない状態で、タイミング指導を6周期ほど続けてもうまくいかない場合、人工授精のステップに移ります。

人工授精のステップに移るにあたって、一番心配だったのは「いくらかかるの?」というお金の問題、そして、フルタイムで仕事をしているため「会社に間に合う?」という治療時間の問題でした。

もちろん、通うクリニックによって異なるかとおもいますが、一例として筆者の経験をご参考にしていただければと思います。

人工授精とは

人工授精とは、精子を子宮内に注入し、授精の場所である卵管に通常の性交よりも多くの精子を送り込む方法です。妊娠過程は通常の性交時と全く同じですので、体への負担も少なく、胎児への影響はないと言われています。

【妊娠率について】

一回の人工授精で妊娠するかたもいますが、妊娠する確率は5~15%程度です。
統計的には6回目以降に妊娠する確率は少なくなるため3~5回の人工授精で妊娠されないかたは体外受精へのステップアップをお考えいただいております。
オリーブレディースクリニック麻布十番

 

ふむふむ、1回当たりの成功率を見ると自然周期の確率とはあまり変わらないんですね!

 

人工授精がおすすめな方
  • 精子減少症
  • 乏精子症
  • 性交障害 等
筆者夫婦は、排卵誘発剤+タイミング指導を6周期続けても妊娠しなかったのと、タイミングになるとプレッシャーからなかなかうまくいかないことが続いたので人工授精という方法を選んだよ!

人工授精の流れと所要時間

人工授精の流れを筆者の実体験からお伝えします。
あくまでも筆者が通っている都内の不妊治療専門クリニックということをご了承ください。

1回目の通院~卵胞チェック~

D12-D14(生理初日をD1として数える)頃に来院。
エコー検査で卵胞の大きさをチェックします。
また、血液を採取し、血液検査の結果と卵胞の大きさから、排卵日をより精確に判断します。

血液検査の結果は1時間後には出るので、電話で排卵日と人工授精の日を確認します。
「翌日来てください」なんていうこともあります。

こっちの都合に合わせられないからそれが大変💦
所要時間:15分程度(早い時は10分でお会計まで終わり)
お会計:3,660円

2回目の通院~人工授精当日~

人工授精当日には3ステップがあります。

  1. 自宅で採取した精液を、病院に持ち込む
  2. 精子調整
  3. 人工授精

①自宅で採取した精液を、病院に持ち込む

採取してから2時間以内に病院に持ち込みます。
夫が直接クリニックに行き、病院で採取することも可能ですが、仕事の都合上難しいので、自宅採取にしました。

➁精子調整

培養液で十分に洗浄し、雑菌や死滅精子を取り除く洗浄濃縮法を行い、精子の状態を調整します。ここで平均1,5時間かかります。

その間は外出し、1,5時間経ったら病院に戻ってきます。

精子の調整時間が早まることもあり、早まる場合は、連絡をくれると言われていましたが、2回チャレンジしたうちのどちらとも早まることはありませんでした‥。期待せず、1.5時間はかかることを覚悟しておいてください。

③人工授精

病院に戻ってくると、まず診察室で精子の調整前と調整後の結果について先生から説明があります。

その後、内診室で内診台に座り、子宮口を機械で広げ(これがちょっと痛い…)、細長いカテーテルを使用し、精子を注入します。注入時間はほんの数秒です。注入時の痛みは全くありませんでした。

注入後、筆者の場合は、黄体ホルモンの分泌を促す注射をしました。(HCG5000)
注入後、20秒くらい休んでお会計に。クリニックよっては注入後15分くらい安静にするという方針もあるようですね。

人工授精自体は本当にあっという間に終わりました。病院に到着してから、お会計終わってでるまで8分くらい。

所要時間:1時間40分程度(病院で渡してからお会計まで)
お会計:24,720円

 

3回目の通院~基礎体温のチェック~

基礎体温をつけて、人工授精から5日後くらいに来院します。

基礎体温表を先生に見せて、高温期を保てているのかを確認してもらいます。
筆者は高温期が続いていなかったので、黄体ホルモンを補充するために注射を打とう!という流れになりました。(明細書を見ると注射はプロゲストンでした)

また、もしダメだった場合に備えて、次生理が来た時の排卵誘発剤をこのタイミングでもらうこともできます。薬を処方してもらうためだけに通院するのも面倒なので、筆者はこのタイミングで次回の薬も処方してもらっています。

所要時間:10分程度
お会計:980円

 

人工授精の総費用

人工授精周期には3回の通院が必要で、3回の通院で合計29,360円でした。(薬代含まず)

上記合計金額には、クロミッドやレトロゾールなどの排卵誘発剤の費用は含めていません。
お薬も含めると3万1千円程度です。

1周期に3万円もかかると、いよいよ家計に影響をおよぼしてきたか…と思いますね。。。。
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人工授精は会社に遅刻せずできる?

結論から言うと可能です。

 

筆者のクリニックでは精子を提出して、お会計まで約1時間40分かかりました。
朝8時からやっている病院なので、終わった時間は9時40分です。これ以降の始業時間の会社であれば間に合いますね。
私はコロナの影響で、11時までに出社すればOKの会社だったので、なんの影響も及ばさずに終えることができました。

ネックなのは調整時間ですね。1時間半がどうも短縮できないものか…。

実は、朝提出して午後に人工授精を行うことも可能です。(所見のよい方に限る)
※病院によるかもしれないので確認してください。

ただ、毎日午前・午後やっているクリニックだとも限らないので…、朝提出して午後人工授精をしたいけど、午後は休診なんてこともありますよね。

うむ、なんとも難しい問題。。。

ですが、会社に何の影響も及ぼさず人工授精ができる可能性は大いにあります。
クリニックの診療時間と会社の就業時間を確認してみてください。

難しい場合は、半休をとるしかないですね…!

フレックス勤務がもっと広まればいいんだけど…。

これから人工授精に取り組まれる方の、治療と仕事との両立がうまくいくことを応援しています。
筆者は2回人工授精をやりましたが結果は×でした。2020年11月に転職したために半年ほど治療はお休みしますが、また人工授精からスタートする予定です。

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