痛い思いをしてもしなくても結果が同じなら痛くない方を選びたいですよね。
筆者が通っていた産院では、無痛分娩は通常分娩より+10万円でしたが、出産中絶叫したくないし、産後回復を早めたかったので無痛分娩を選択しました。
ただ、24時間無痛分娩対応でなく、平日の日中のみ対応可能の産院。
計画的に分娩日を決めて平日に出産する計画無痛分娩もありましたが、経産婦さんのみ可能で、初産婦さんには「タイミング無痛」という自然に陣痛をまち、タイミングが合えば無痛分娩をするということを勧めていました。
そのため、無痛分娩の希望を出してもできるかどうかはハードルが高かったです…。
このように、筆者の産院では無痛分娩のハードルが高かったのですが、運よくも平日の日中に出産できたため無痛分娩ができました!
無痛分娩でも痛みはあるのか?など無痛分娩の体験をレポートしたいと思います!
陣痛
予定日の1日前に陣痛が!
39w6d。予定日まであと1日。
前駆陣痛もなく、きっと予定日は過ぎるだろうな~なんて思っていたら、11月22日(月)朝7時頃、生理痛のような下腹部痛が。
それもいきなり5分間隔で収まる気配がない…!
1時間の陣痛を耐えてから、産院に電話をしました。
そして旦那にタクシーを呼んでもらうことに!
陣痛タクシーをあらかじめ2つ登録しておいたけど、まさかのどちらもつながらずで、
って思いました…(笑)
結局、陣痛タクシーは使えずだったので GO《ゴー》というタクシー配車アプリを使いました。これから出産を控えている方にも絶対いれておいてほしいです。
アプリで目的地を指定し、タクシーを呼びます。来るのがめっちゃ早くて驚きました!
当日、なんと10分で到着してくれました。支払い方法は事前にクレジットカードを指定しておいたので到着したら降りるだけ!(現地決済も可能です)
陣痛でわたわたしている私たちにとってとても有難かったです…!
無痛分娩はできるのか?
筆者の産院は平日の日中のみ無痛分娩が可能な産院です。
病院に到着したのは朝9時すぎ。
NSTの場所まで案内してくれた看護師さんに聞いてみました。
ドキドキ。
回答はすぐには聞けず、NSTを40分間し、その後コロナ禍での出産ということもありPCR検査をしました。
PCR検査で陰性の結果がでたあと、内診で子宮口が4cm開いていることを確認。
一時帰宅させられることなく、その日に出産することになりました!
そして、LDRに移動中、助産師さんが
と教えてくれました!あ~~~よかった!!運がいい!!!
陣痛促進剤を投与
LDRに到着し、出産用の服に着替え、産褥ショーツをはいた後、横になり陣痛促進剤を投与していきます。
促進剤を投与して間もない間は通水検査のときのような痛み。痛いけど耐えられる痛さです。

痛みMAX!ナースコール
促進剤投与から約30分で2分間隔の陣痛になり、通水検査の痛みを超える呼吸するのもしんどくなるほどの痛みがやってきました…!
ただ、これを耐えたらあとは楽になります。
もう無理ってなったらナースコールをしてくださいと言われていたので、2分間隔の陣痛を20分耐え、もう無理…ってなったときにナースコールをし麻酔の先生がやってきました。
このとき子宮口はすでに8cmに!
2分間隔の陣痛を20分耐えたのはかなり頑張ったほうだったみたいでした!
頑張って耐えると、出産がよりスムーズにいくそうで、私の場合、子宮口が全開になるスピードが早く助産師さん・お医者さんを驚かせたほどでした!
無痛の麻酔をする
麻酔の注射は痛くない
時刻は12時35分、最初の陣痛から約5時半。
痛みMAXの中、麻酔の先生が麻酔の注射をしていきます。
陣痛の痛みが強いので、注射の痛みは感じません。
麻酔をすると、みるみるうちに痛みがとれていきました。
この時点から無痛分娩最高!ってなってきます。
導尿も何も感じない
分娩の前に、導尿。
管を尿道に挿入して排尿させるのですが、普通はチクッと痛いみたいです。
ただ、麻酔をしていたので、痛みも違和感も全くありませんでした!
内診も何も感じない
子宮口が全開になるまで何度か内診をします。
子宮口の開きを確認する内診って結構痛くて、痛っ!て言ってしまうくらいなのですが、これも何も感じませんでした。
何か入っているなぁ~くらいの感覚。(笑)
いざ分娩へ!
子宮口全開
子宮口が8cmになった約10分後、すぐに全開に!!!
こんなに早いのは経産婦さん並みだそうで、ギリギリまで陣痛に耐えて無痛の麻酔をしたから、その影響だろうということです。
助産師さん、麻酔の先生もその早さに驚いていました!
破水させる
子宮口が全開になるも、なかなか破水しなかったので人口破水をしてもらいました!
破るときも、破ったあともなんの感覚もありませんでした。。
陣痛もいきみも痛くない
破水をさせたら、ここからが本番。
陣痛の波に合わせていきんでくださいと言われます。
陣痛がきたら、寝ている状態から上半身を半分起こして、息を止め、下半身に力をいれて大をする要領でいきみます。
陣痛が去ったらひと休みし、陣痛が来たらまたいきむ、の繰り返しです。
無痛の麻酔をしているから、陣痛の痛みは感じないのですが、お腹が張る感覚は残っていました。
このお腹が張る感覚を頼りにいきみました!
いきむときも痛みはありません。
陣痛がきていない間は、助産師さんと談笑する余裕すらありました!(笑)
無痛すごい…!
知らないうちに産んでた!
何度かいきんだ後、微弱陣痛になってしまい。赤ちゃんがなかなかでてこれなかったので、会陰切開&吸引分娩で出産のお手伝いをしていただいたのですが、これも痛みなし!
人がでてくるような感覚もないまま、急に目の前に赤ちゃんが現れ出産しました!
最初の陣痛から8時間14分後、15時10分のことでした。
なんの感覚もなかったので、これが本当に私の子なの…?と赤ちゃんを産んだことにびっくり(笑)
出産後ははぁはぁして全力疾走し終えた感じになるイメージでしたが、汗ひとつかかず、体力の限界…なんてことも一切なかったので無痛分娩って本当にすごいなぁ…と心から思いました。
吸引分娩でしたが、よく聞くような頭が長くなるということもありませんでした。
出産後はどうだった?
麻酔の力はしばらく続いて、15:10に出産してから4時間くらいは痛みがほとんどなく快適な時間をすごすことができました。
美味しく夕食もいただきました!

そして、産後4時間経過したあたりから、じんじんする痛みが強くなってきました…!痛み止めが処方されますがそれほど効果はなく、痛みでほとんど寝れませんでしたね。。
麻酔が切れてはじめて、壮絶な痛みを伴う出産をしたんだと感じました。。
産後の痛みは無痛も、普通分娩も同じかなと思います。
無痛分娩にかかった費用
- 無痛分娩
- 東京都(市部)
- 完全個室
- 5泊6日
上記のような条件で75万円かかりました。
東京の無痛分娩としては中間の価格帯だと思います。高すぎず、安すぎず…といったところでしょうか。
出産育児一時金で42万円がもらえるのでそれを引くと手出しは33万。
ただ、妊婦検診で10万円ほどかかっているので、妊娠してから出産までの本当の手出しは43万程度ですね…
いやぁ、きつい!!!(笑)
【後悔なし】無痛分娩をやってよかった!
無痛分娩は甘えだとか、自然分娩すると子どもへの愛着が一層増すとかそんな言葉を聞いたことがあります。
無痛分娩を終えてみて、一切そんなことは思いませんでした。
自分の子どもが大好きだし、愛情がわかないということは一切ありません。
自然でも無痛でも子が産まれるという結果が同じなら、痛くない方を選んだ方がいいと思っています。
無痛分娩も陣痛は痛いし、トツキトウカ一生懸命子どもを守り抜いてきたんだしそこに甘えがあるとは思いません。
無痛をするか迷っている方に、私は、無痛分娩をお勧めしたいと思います。
私は、無痛分娩を選んで一切後悔していないし、やってよかったと思っています!
2人目があるならまた無痛分娩を選びます。
こちらの記事が少しでも参考になれば幸いです。

