初めての妊娠は、残念ながら9w4dで終わってしまいました。
吸引法で手術をしたあと1週間後の検診で、
早めにやってしまうと流産の危険があるので気を付けてくださいね。
と言われ、2か月後から妊活再開できる!早く赤ちゃんを迎えに行く!と意気込んでいました。
ですが、術後2週間ででた病理検査の結果が、
「部分胞状奇胎」
でした。
この診断により、まさかの半年~1年避妊をしなくてはいけない状態になってしまったのです。。
部分胞状奇胎とは
胞状奇胎は妊娠成立時の精子と卵子の受精の異常によっておこり、母親の卵子由来の核(DNA)が消失し父親の精子由来の核のみから発生する全胞状奇胎と、父親からの精子2つと母親からの卵子1つが受精した3倍体から発生する部分胞状奇胎とに分類されます。いずれも正常な胎児(2倍体)に発育することはありません。
引用:名古屋大学医学部産婦人科
両親の遺伝的な異常ではなく、健康的なカップルから突発的に発生するようです。
胞状奇胎になるのは500回の妊娠につき1回の割合、つまり約0.2%の確率とのことです
。
特に原因らしい原因はありません。
0.2%!!こんな珍しい病気になんで私がなるの!!
って感じで悔しくて悲しくてたまりませんでした。
部分胞状奇胎は半年~1年の避妊が必須
この部分胞状奇胎のやっかいなところが、半年~1年避妊しなくてはいけないのです。。
部分胞状奇胎ではHCGという妊娠性ホルモンの値が正常妊娠より一般的に高いので、この値が通常に戻るまで血液検査で経過観察をしていきます。
筆者の場合ですが、術後2週間で通常の値に戻りました。
2週間で戻るのは珍しいことであり、先生曰く、本当に一部が胞状奇胎だったのだろうということでした。
ただ、HCGの値が通常に戻っても、念のため半年は経過観察をしましょうということで毎月病院に通いました。
毎月毎月HCGの値が通常だったので、もういいでしょうということで手術から4カ月で妊娠許可が下りました!
4カ月で妊娠許可が下りるのは早い方だと思います。
部分胞状奇胎の症状
一般的に部分胞状奇胎の症状として、性器出血やつわり、腹痛があると言われています。
筆者の場合
- 性器出血
- 胎嚢が大きくなるのが遅い
という症状が現れました。
8週目から茶おり→鮮血が続きました。流産確定まで出血が止まることはありませんでした(泣)
そして胎嚢の大きさですが、7週で11mm程度しかありませんでした。一般的に7週の胎嚢の大きさの平均は25mm程度と言われているのですが、半分以下ですね。。
そして、9w4dには心臓が止まっていると診断されてしまいました。。
部分胞状奇胎になりやすい人
部分胞状奇胎は、健康なカップルから突然起こるもので原因らしい原因はないと言われました。
ですが、調べたところなりやすい人はいるそうです。
どういう人がなりやすいの?
①若年妊娠もしくは高齢妊娠
15歳以下あるいは35歳以上の方が、比較的発生しやすいです。②胞状奇胎の既往がある
前回の妊娠が胞状奇胎であった場合、次に胞状奇胎となるリスクは10-15倍となります。③流産を繰り返している
2回以上の流産の既往がある場合、次に全胞状奇胎となるリスクは、3.1倍、部分胞状奇胎となるリスクは1.9倍となります。
むむむ…!!!
一度なった人はなりやすいのか。。
ただ、なりやすいとは言え、0.2%の確率が2%に上がる程度なので、それほど深刻に考える必要はなさそうです。
部分胞状奇胎になった人は妊娠できるのか
筆者はまだ妊活中ですが、いつも読ませていただいているブロガーさんに全胞状奇胎から正常妊娠をされ、無事に出産された方もいらっしゃいます!
ブログ「初妊娠は全胞状奇胎、2度目も稽留流産、3度目の正直で無事出産♡からの育児記録!」
希望を持てますね!
あなたも筆者もきっと妊娠できます!
さいごに
部分胞状奇胎や全胞状奇胎を経験された方は、0.2%という超少数派に入ってしまい、
「なんで私が」
というつらい思いをしていらっしゃると思います。
筆者もそうです。しばらくは、赤ちゃん連れの親子なんて見たくありませんでした。
ただ、胞状奇胎を経験してもそのあと妊娠→出産されている方はいらっしゃいますので、希望をもって一緒に前を向きましょう!!
赤ちゃんが準備不足で、忘れものを取りに行っているのでしょう。
健康に生まれてママに迷惑をかけないように。
とっても親孝行な赤ちゃんだったと思います。
一緒に頑張りましょう!!