中古マンションの値引き交渉は一般的だと思いますが、新築マンションは値引き交渉できるのでしょうか?
結論、可能です!
ただし、値引きしやすい時期と値引きのコツがあります。
実際に筆者が新築マンション検討時に値引き交渉してみた結果と、知り合いの現役不動産マンから聞いた値引きの可能性がある状況についてお話ししたいと思います!
関電不動産開発に値引き交渉をしてみた結果
筆者は関電不動産開発のマンションブランドを検討していたことがあり、値引き交渉をしてみました。
- ローンの事前審査は通った
- 販売から1年以上経っており3分の2はすでに入居している
- すでに300万ほど値引きされている
- モデルルームには2回通った
上記の状態で100万円の値引き交渉をしてみました。
新築マンションなのに思い切った金額だにゃ…!!!
こちらのマンション、駅から少々遠く100万円の値引があれば購入したい状況だったのですが、値引きがなければ諦めようと思っていました。
3分の2は入居している状態でしたし、デベロッパーも早く売り切りたいと思っているはず、そしてあまり知名度がないデベロッパーなので交渉の余地があるのではと思い交渉をしてみました。
―交渉―
OKでしたら、今日申込をさせていただきたいと思います。
―5分後―
すでにお値引きされているお部屋ですし、さらに100万円お値引きするのは難しいです。今日中に申しこみをいただけるという条件はとても有難かったのですが…。
終了~~~~~!!!(笑)
潔く諦めてモデルルームを後にしました。
一度、お待ちくださいと席を立たれていたので100万円という大金でなければ値引き交渉に応じてくれたかもしれません。
値引き交渉の余地はあると感じました。
こちらの物件、値引き交渉に失敗しても不思議と悔しい気持ちはしませんでした。
100万円で諦めがつくレベルだったってことです。
三井不動産レジデンシャルに値引き交渉をしてみた結果
今度はめちゃめちゃ大手の三井不動産レジデンシャルです。そして値引き交渉が最も困難なデベロッパーと言われています。
なのに何故値引き交渉をしてみようと思ったか?
状況としては以下の通りです。
- ローンの事前審査は通った
- 販売から1年以上経っており3分の2はすでに入居している
- 新築でありながら、すでにSUUMOで中古物件も販売されていた
- 3月で決算時期だった
値引き交渉が困難と言われているデベロッパーでも、
- 新築でありながら、すでにSUUMOで中古物件も販売されていた
- 3月で決算時期だった
という状況が、もしかしたらありえるかも…?という淡い期待をいただかせました。
―交渉―
ですが、厳密にいうとあるにはあります。
それは、申込時に手付金を払って、そのあとに事情があり申込を取り消す場合です。
その場合は手付金がまるっと弊社にはいります。その手付金分、お値引きをする可能性はありますね。
ただ、そのような場合があっても、単価が高いお部屋に使わせていただくので、ほとんどないと思っていただければと思います。
交渉というより、聞いているだけですね(笑)あまり期待していなかったので、気合を入れて交渉はしませんでした。
やっぱり、最難関のデベロッパー。はっきり値引きはないと断言しました。
これを聞き、値引きは絶対に無理だと諦めました。
…それでも、値引きなしでも欲しい物件だと思ったんですよね。
関電不動産開発で値引き交渉した物件よりも高いお値段になってしまったのですが、こちらのマンションを正規の価格で購入することになりました。
現役不動産マンに聞いた値引きの可能性がある状況
筆者は値引き交渉に失敗わけですが、値引き交渉は可能です。
知り合いの現役不動産マンに聞いた話でも、新築マンションは値引きできるのか?という問いに対して「できる」という回答でした。
ただし、なんでも値引きができるわけではなく、値引き交渉が可能な状況があります。
- いくら値引きできますか?→値引きNG
- いくら値引きしていただけたら購入できます!→値引きできる可能性アリ
売り手も買い手を見極めます。
物件購入価格と諸経費に対し自己資金+融資額が不足している状況で、
不足分お値引きできないかと交渉すると乗ってくれる場合があるそうです。
- ローンの内定を取っていることが前提で、「〇〇〇万円お値引き頂けたら、即決します。」と伝える。
ただ、人気物件だったら難しいですね。交渉している間に、申込が入ってしまいますから。
また、デベロッパーが住友不動産販売、三井不動産レジデンシャルだとかなり難しいそうです。
筆者が値引き交渉に失敗した理由は、関電不動産開発の場合、
- 住宅ローンに通っていて、正規の値段で買える能力があった
と判断されたからでしょう。
そして、その物件を気になっているほかのお客さんもいたそうで、値引きしてまで販売する理由がなかったからだと思われます。
三井不動産レジデンシャルの場合は、言うまでもなく値引きしにくいデベロッパーだったからですね。。!
基本的に、
- 同額競合マンション
- 資金不足
- 借金返済
上記3つに当てはまらないと新築マンションの場合、なかなか値引きすることはないそうです。
ですが、知名度の低い売れ残りマンションでは上記3つ場合以外でも値引き交渉に応じてくれる可能性はあるので、言うだけ言ってみましょう!
言って少しでも安くなるのであれば、損は一切ありません!言わないほうが後悔が残ります。
まとめ
新築マンションは、条件によって値引きできる可能性があります。
ただ、住友不動産販売、三井不動産レジデンシャルの値引き交渉は最難関なので可能性は0に近いと考えておいた方がよいでしょう。
知名度の低いデベロッパーの売れ残りでしたら交渉の余地があるので、言ってみましょう!言ってみるだけ損することはありません。
こちらの記事では値引きについてお話ししましたが、本来値引きなしで買えるマンションを選んだ方がよいです。
値引がなければ欲しいと思わないマンションであれば買っても満足できない可能性が高いからです。
そして、新築マンションは選んでいる時間がありません。先に申し込んだ人にとられてしまい、同じ条件の物件はもう二度と出てきません。
自分が買える金額をまず決めておき、その範囲で買える素敵な物件に出会ったときに、すぐに申し込みをできるよう見識を高めておくのがよいでしょう。
そのために、多くのモデルルームを見学するのがオススメです!
多くのモデルルームを見学することで「この値段で、この立地に、この設備であれば迷わず買いたい」という自分なりの判断基準ができるはずです。
後悔のないマンション購入ができますように!こちらの記事が少しでも参考になれば幸いです。